★先日、クマタカの交尾を見損ねた。というか、メスがオスを誘ったのだが、オスが興味を示さず、どっかに行ってしまったのである。これらは番であるので、今年繁殖するかどうかの重要な行動として注目していたので、残念だった。
クマタカは、というか猛禽類は結構目立つところで交尾をする。特にクマタカは巣の近くの見張り場のようなとっても目立つ場所でぶちかます。これって、一般的な話かも知れないが、多分「ここは俺らの聖(性)域だぜ!はいってくんなよ!」という意味があるんでしょうね。
メスは姿勢を低くして、頭を下げ、しっぽを上にまくってオスを誘ったのですが・・・
ところで、「恥ずかしい」という人間の感情について僕は昔よく考えたものです。そして、なぜにヒトは恥ずかしがるのか?に対する答として、「外敵に対し、無防備になる瞬間」あるいは「不意に目立ってしまう」時に、「恥ずかしくなる」という結論に達しました。つまり「脱糞中」「性交中」のときに恥ずかしくなるのは、しばらくじっとして何らかの行為に集中する必要があるために、無防備になる人間に「恥ずかしい」と感じさせ、目立つところではそういった行為をしないように仕向けているのだと考えます。一方、「人前でずっこける」時に恥ずかしいのは、集団生活をしていたヒトが群れの中で目立ってしまうことは、外敵に対して目立ってしまうか、注目されてしまうことになるために恥ずかしくなるということであると。群れでは、いかに群れになじみ、目立たないことが重要なのだと。
こう考えると、人間も太古より外敵におびえて生きてきたために「恥ずかしい」という感情があるのです(?)。外敵に対し男より弱い女性は男より恥ずかしがり屋で当然なのです。それに近頃恥知らずが増えているのも、ヒトに天敵がいなくなって久しいからでしょうか。
それに比べて、クマタカはどうよ。目立つ場所でどうどうと交尾するのは!これぞ生態系の頂点の猛禽類がやることだ。しかし、イヌワシがいたらそそくさと退散しますが・・・
★昼前に家を出て、善光寺まで10kmくらい走る。
善光寺は日曜日であるからか観光客が多かった。雪のちらつく善光寺はなかなかきれいでした。
ものすごく鳩がいっぱいいたので、オオタカでもいないかとしばらくボーっと空を眺めていたが、見つけることはできませんでした。
2年ほど前、鳩が空中でハヤブサに撃墜されるのを見た。なかなか衝撃的でした。冬の善光寺平は結構、猛禽を見ることができるのです。
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